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感情ってどんなもの?

  • spielen0622
  • 3月16日
  • 読了時間: 2分

更新日:3月18日




こんにちは。




常識不要、素のままダイアログ

心理セラピストのエリナです。




東京の今朝の天気は雨。




重みのある雨量と音が心地よく、しっとりと気分が静まります。




私たちは環境の中の一部、自然と共にある存在だと改めて感じます。







Spielenで基盤としているゲシュタルト療法では、




ひとを「動物よりも優れた存在」ではなく、「生き物」として捉えます。




私たちは、自分という個体が生きていくために、生命を維持するために




現実世界(環境)の変化に応じて、自分を調整し、バランスを保ち続ける能力があります。




少し、難しい表現になってしまいましたが、簡単に言うと




暑いと汗をかいて体温を調節するし、




走って体内の酸素量が不足すると、ゼイゼイハアハアと




普段よりも多く酸素を取り込みます。




そして、十分に調整されると、発汗は止まり、呼吸も通常の呼吸に戻っていきます。




これって、意識的に私たちが行なっているものではなく




体の中の機能、働きとして無自覚になされてることですよね。




実は、感情も同じなのです。




感情って生理的なものなのです。




怒りや悲しみ、喜びや笑い、嫉妬や劣等感、




ほかのあらゆる感情も、自分自身という個体が生きていくために




自分の状態を知らせてくれるためのサインです。







そのため、生じている感情や感覚を否定し続けたり、




十分に表現できない状態が続くと、それは体の中に残り続けます。




そして、それを抑えようとし続けることに、多量のエネルギーを使います。




鬱状態は、あらゆる感情を抑え込みすぎて体が重くなっている状態とも言えます。




昨今では、なんとかマネージメントという言葉も流行していますが




感情はコントロールするものではありません。




コントロールする対象は、感情ではなく




いつ、どこで、どのように、どれだけ、それを表現するか。




外に出す環境とタイミングと程度にかかってきます。




お腹が痛くなったら、お手洗いに行きますよね 。




時間を置いても場所やタイミングを選んで。




感情もそのように、生きていくために必要なものだから




思考とは関係なく、生じるものなのです。




怒りやネガティブに思える感情も、悪者ではないのです。




それでは、今日はこの辺で。




お読みいただきありがとうございました。



 
 
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