人と関わること
- spielen0622
- 3月28日
- 読了時間: 2分
こんにちは。
常識不要、素のままダイアログ
心理セラピストのエリナです。
信田さよ子さん著「なぜ人は自分を責めてしまうのか」を読んでいたら気になる一文がありました。
「カウンセリングでも日常生活でも、避けたいのは自己完結する、ということです。
ー略ー
他者との関係の中で、結果的に自分が肯定できるようになることはあります。でも自分だけで自分を肯定することはできません。」
(ちくま新書 P51 L9~P52 L1)
略した部分では、自分で自分を癒すとか、自分で自分を肯定するとか、ひとりだけではできないよ、ということが記されていました。
例えば、ひとりで悩んで、良い解決策が浮かばず、ぐるぐると悩み続けたことはありませんか。そんなとき、ふと友人や気ごころ知れた誰かに相談してみると、思わぬ視点からの意見を聞いて、解決策が浮かんだり。
もしくは、その場では浮かばなくても、友人に話し共感されたことで、気持ちが軽くなって、妙案や解決策が思い浮かんだり。
自分ではない他者、違う人間に触れることで、気づきを得られます。
私とあなたは違う人間だ、というとなんだか冷たい言葉のように感じるかもしれないけれど、裏を返すと、
「違いがあるから、あなたと私は出会えるし、感じることができる」ということです。
誰かが、自分ではない人が、自分の話すことをそのまま受け止めてくれたり、一緒にいることは、大きな安心感を生みます。
私たちは、他者と関わることで安心感を得て支えを感じられるのです。
私たちは、地面に支えられています。土台が安定しているから、寝転ぶことも、立つこともできます。ぬかるみだったら気が気じゃないですね。
土台が安定しているから、押し返したり、ジャンプしたり。私たちはチャレンジするができます。
同じように、誰かに委ねることで安心を得る、それが支えになり、私たちは更に行動することができます。
誰かに話す、相談する、アクションを起こすって勇気が要りますよね。
そのままの自分を開示する不安、自分の状態を直視する恐怖もあります。
そのリスクをとって、行動した先に、まだ見たことのない世界が広がっています。
同じテーマで悩んでる人や、コミュニティ、オンラインでの集まり、ボランティア団体、現在はたくさんあります。
もちろんカウンセリング、心理セラピーもその一種です。
もしあなたがひとりで悩みを抱えていたら、これを読んで誰かに繋がってみようと少しでも思えますように。
そこから世界が変わっていきます。







