京都巡り −木々の音、風の匂い、神さまのいる場所−
- spielen0622
- 6月3日
- 読了時間: 2分
更新日:6月4日
ここは、自分に優しくなれる場所。
こんにちは、エリナです。
今日もゆるゆる気の向くままに✳︎︎*
ーーーーーーーーーーーー✳︎︎*
京都、大阪へ一泊二日の旅行をしてきました。
と言っても、ほぼ京都です。
初日は10時に京都駅へ到着して、まずは伏見稲荷大社へ参拝。


京都駅から稲荷駅、参道や境内、どこもかしこも多くの人で賑わっていました。
修学旅行生の他に、ツアーの団体さんや海外旅行のみなさん。
中には、着物姿や御朱印をいただくために列に並ぶ外国人の方々も。
誰もが楽しそうな雰囲気を醸し出していて、そんな光景を目にすると、こちらにも自ずと晴れやかな気持ちが広がります。

伏見稲荷大社は、稲荷山が御神体であり、麓の本殿に参拝するだけではなく
山中全体に、多くの末社や磐座が祀られているのでハイキングのように、お山を一周しながら参拝することができます。
順路に沿って奥へ進んでいくと、観光客の姿はまばらになっていき
この日は薄曇りで、雨が降りそうだったことも相まり
薄暗い雰囲気と、森林ならではの澄んだ空気に心が静まっていきました。
風に揺れる草木の音、鳥たちの鳴き声、
ひんやりと頬を撫でる風、草木森林の匂い。
日本は古来から、山や岩など自然の中に神様が宿る自然信仰がありますが、
その気配を感じられるような神聖な領域です。



物資が乏しく、衣食住も今よりずっと素朴であった当時は、
天や自然の恵みをより身近に感じながら日々を暮らし、それが信仰の対象となり
日常の基盤として根づいていたことは、想像に難くありません。
人間中心的な思考の強い現代と比較すると、自然の摂理の中、自然の一部として
存在している事実を受け止めて、共生のもと謙虚に暮らす生き方に、親しみと安心のようなものを感じます。

自然の中を歩き、汗をかきながら登った先に広がる高台からの景色は、
心に染み入るようなまばゆさがありました。
空は果てしなく高く、世界はどこまでも広がっている。
日常のあれこれの悩みなんてごく小さなこと、のように感じられたり。
自分自身が、この世界の中の小さな一粒の存在である事実に、ハッとさせられます。
快適な文明社会から離れて、自然の中へほんの少し踏み入れてみるだけでも
普段とは異なる、世界との関わり方を感じられる、なんてこともあったりします。

参拝しながら汗を流した後に甘味も味わって
伏見稲荷大社を後にしました。



