思い込みの外に出てみたら
- spielen0622
- 5月24日
- 読了時間: 3分
ここは、自分に優しくなれる場所。
こんにちは、エリナです。
今日も気の向くままに〜✳︎︎*

先週末から思いの外、大きく体調を崩していました。
ぼんやりとした頭痛と微熱、背骨と首に沿った痛みがあり
昔かかった髄膜炎の初期症状と似ていたこともあって
数日間、安静に過ごしていました。
症状は落ち着き、ほっとしたのも束の間、次は呼吸のしづらさ苦しさ。
気温差の影響で気管支炎かなと思い、薬を飲んで様子を見ます。
喉からヒューヒューという音がするのも、以前から時々あったので慣れています。
けれど、日に日に悪化していき、夜も眠れないほどになり、不安も募っていきました。
別件でかかりつけの医師に相談した際、「本当に気管支炎?ちゃんと専門に行った方がいい。喘息なら、放っておくと危ないよ」と言われ、ようやく受診することに。
呼吸器内科は久しぶりで、やや緊張もありました。
過去に「症状が出ていないから」と取り合ってもらえなかった経験があり、あまりいい印象を持てていなかったからです。
でも、今回は問診だけでなく、検査も行われました。
筒状の機器に息を吹き込み、画面の指示に合わせて呼吸を調整します。呼気に含まれる一酸化窒素の量を測る「呼気NO検査」だそうです。
基準値が15、喘息の疑いは22以上と説明されたあと、自分の数値を確認すると「179」。
さすがに何かの間違いかと思いましたが、結果は明確でした。
気管支炎ではなく、喘息だったようです。
処方された吸入薬を使うと、すぐに呼吸が楽になりました。
20歳のときにも、喘息と診断されたことがあります。
そのときはタイミングよく症状のある時に受診できたので、診断がつきました。
けれど、それ以降は診察のたびに「今回は違うかも」と言われたり、咳喘息や気管支炎と診断されることも多く、
だんだん「たまに調子が悪くなるだけ」と思うようになっていきました。
最近よくあったヒューヒューという音も、喘息の「前段階」だと勝手に解釈して。
昔の激しい発作の印象が強すぎて、「あれに比べれば大丈夫」と、軽く見ていたようです。
思い込みとは、気づかぬうちに自分の選択を狭めてしまいますね。
「前もこうだったから今回もそうだろう」
「説明しても信じてもらえなかったし、きっとまた同じだろう」
そんな風に、無自覚に主観という狭い世界だけで判断していました。
検査の仕組みも、診療の進め方も、20年前とは大きく変わっているのですね。
自分だけが、昔のイメージのまま止まっていました。
今はもう、呼吸も安定し、日常生活にも支障はありません。
喘息治療の目的は「普通の生活ができるようにすること」だそうです。
運動も問題なくできるし、猫と暮らしていることも特に制限されませんでした(ありがたいです)。
今回は、ようやくきちんと診てもらえたことで、安心できて
気持ちがもずいぶん軽くなりました。
体調がすぐれないときほど、自分では気づかないうちに視野が狭くなってしまいます。
だからこそ、外からの視点やサポートに助けられるのだと、あらためて感じました。



